保健看護学科4年生が地域看護学・産業保健の一環で、三井造船玉野事業所内で見学学習をしました。
本見学学習の目的は、有害作業などの産業現場の実態を肌で感じ取り、衛生管理者の職務として職場巡視の重要性や巡視時の着眼点について学習するためです。主に作業現場の見学で搬船工場や大型エンジンの組立工場などを現場の方から説明を受け、重量物の扱い、騒音、有機溶剤取扱いの現場を歩き、五感を通して危険性や職場病への影響などを関連づける体験をしました。
見学学習を終えた4年生の田中亜衣さんは、「疑問を持たずにただ職場内をあるくのでは、そこにあるリスクを見つけ出すことはできない、職場巡視の目的や保護具の適切性の判断など看護職の立場で考える大切さを学習しました」
学生のレポートからは、衛生管理者の業務で安全衛生管理面の予防的始点と産業保健師の役割・重要性も学んでいたようです。
(保健看護学科 安原裕子)