卒業を半年後に控え、自己を振り返り、自己洞察をし、専門職業人になるための自覚ができることを目的に、宣誓式が行われました。式典では、田中副校長から学生一人ひとりに学科章が授与されました。その後、学生一人ひとりが入学以来の学習成果や実習から作りあげた介護観から、目指す介護福祉士像を宣言しました。今年度は、EPAの学生として学んでいるアービストンド・ピンキー・プラザさんも「利用者の気持ちがわかる介護福祉士を目指します」と宣誓をしました。
式典後は、介護老人福祉施設 愛光苑施設長であり音楽療法士の筒井恵子先生から「高齢者のQOLと音楽的関わり」という演題でご講演いただきました。音楽療法の定義や効果、音楽療法を施設で実践することにより利用者が変化したことを話していただきました。また、歌を歌って手遊びをすることで、音楽の活用方法を学びました。
宣誓式終了後、2年生の小野田訓子さんは、「1年半、苦楽をともにしてきた仲間32人全員で宣誓の後、介護福祉学科の各担当先生、副校長、校長のあたたかい言葉をいただき、思わぬ感動のうち、式典は終わりました。改めて半年後には介護の現場で働いているのだなと実感しました。今のこの新鮮な気持ちを忘れず、あと半年間、卒業に向けがんばろうと決意を新たにしました」という感想を述べていました。
学生達の宣誓を聞いて、1年半の目覚しい成長があったことを感じました。各自の目標とする介護福祉士を目指して頑張ってほしいと思います。
(介護福祉学科・徳山ちえみ)