調理実習最終日は自由献立。高齢者の食事というテーマで、材料費、カロリーを考えた献立を各グループで考え料理しました。
1班 酢豚、もやしの中華風和え物、小松菜のみそ汁、ミカンの缶詰
糖尿病食としてカロリーをおさえました。酢豚はカロリーを低くするために、豚肉、野菜を湯通ししました。おいしくできましたが、野菜が少し固かったようです。少し大きいお皿に酢豚を盛りつけると、おいしそうに見えます(おいしかったのに残念)。
2班 さばの味噌煮、けんちん汁、ほうれん草のごまあえ、豆腐だんご
和食でヘルシーな献立にしました。けんちん汁にたくさんの野菜を入れて軟らかく煮て、野菜をたくさん摂れるようにしました。豆腐団子は、固かったので、豆腐か水を増やしたほうが良かったようです。
3班 鮭のホイル焼き、みそ汁、酢の物、バナナジュース
魚の骨を取り、魚の油だけで素材の味を出すようにしました。特に、具だくさんのみそ汁がおいしかったと言う人がいました。少し量が多かったようです。
4班 いわしの梅煮、とろっと豆腐サラダ、とろろかきたま汁、桃のヨーグルト和え
鰯の臭みを抜くために流水でしっかり流し、煮るときに梅を入れて骨まで食べられるようにしました。山芋をトロトロにしてサラダ、かき玉汁に入れてのどごししやすくしました。高齢者の食事にしては少し多いので、サラダで調整するといいです。
5班 豆腐ハンバーグ、もやしときゅうりのナムル、わかめのかき玉汁、キャベツの千切り、ヨーグルトゼリー
鶏ミンチを使ってハンバーグを作りました。豆腐を入れて量が多くなりカロリーも多くなりましたが、塩分控えめでおいしくできました。ゼリーが固まらなくて残念でした。
1時間ほどで調理を終え、各グループで作った献立を紹介しました。その後、自分たちの作った料理を試食。「うちのグループが一番おいしそう」と言って喜んで食べていました。
全員が楽しそうに協力して調理をしました。全員、実習前と比較すると変化があったようです。まとまりのなかったグループはまとまってきました。調理に興味を持った、工夫できるようになった、スムーズにできるようになった、手順を考えるようになった、レパートリーが増えたなどの感想がありました。
夏休みには訪問介護実習です。身につけた調理の腕前が披露できるでしょうか。
(介護福祉学科 徳山ちえみ)