保健看護学科2年生で行う基礎看護学実習Uでは、対象者を理解し生活過程を整える看護実践を通して、看護について考えることを目的としています。実習を終えた学生のレポートを紹介します。
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基礎看護学実習Uが進むにつれて患者さんとの距離も少しずつ縮まり、退院後の生活や不安などに関して語られることが多くなった。今まで、ロビーで話しかけずにただ座っておくことが苦手だったが、今では黙って座っておくことも苦でなくなりつつある。それは、自分自身が患者さんにとって安全・安心な環境になるということもあるが、同時に観察力が身に付いてきたからである。受け持ち患者さん以外にも「あっ、今日の表情は良いな」など思うことが増えた。直接的な清拭・洗髪といったケアのみに目がいきがちであるが、患者さんの話をじっくり聴くことも看護であると実感できた。
患者さんと上手くコミュニケーションがとれてきて、実習中の元気の源は、「患者さんの笑顔」だと思った。患者さんに笑顔という元気を与えてもらっている。それは、自分が笑顔で接することができているからだと思うので、最終日も自分から笑顔を患者さんに届けたいと思った。
保健看護学科 2年 大星真夢
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担当教員より
基礎看護学実習Uは2年生にとって初めて行う3週間の実習であり、また看護過程の展開という目標に沿った実習であったため、身体的にも精神的にもプレッシャーがあったようですが、患者さんの笑顔や臨地の指導者さんに支えられ無事終了しました。
1月下旬から始まる老年看護学実習Tでは、今回の学びをさらにブラッシュアップしていけるよう頑張ってもらいたいと思います。
(保健看護学科・石田実知子)