入学して1年半が経過し半年後の卒業を控え、自己を振り返り、自己洞察をし、専門職業人になるための自覚を促すことを目的に、宣誓式が執り行われました。
式典では、袛園副校長から学生1人ひとりに学科章が授与され、入学以来の学習成果や実習、研究より作りあげた介護観から、目指す介護福祉士像を宣言し、全員で宣誓を行いました。その後、高井校長の式辞、各教員からのお祝いの言葉をもらいました。
式典後は、花明り社会福祉士事務所 社会福祉士 中村 絹江先生から「権利擁護
と意思決定支援」という演題でご講演いただきました。介護福祉士は、援助の必要な人が対象なので、対等な関係で人権意識を持って、利用者本位の意思を尊重していくことが大切であること、そのために配慮することなどを聞きました。
講演を聞いた2年生の宮脇沙弥さんは「技術にばかり目を向けていますが、意思決定の重要性を学ぶことができました。利用者の思いがあり、その次に介護があるんだと実習前に学べて良かったです」と感想を述べていました。1年生にとっては、少し難しかったようですが良い勉強になったようです。
宣誓式終了後、2年生の大橋律子さんは、「自分で目指す介護福祉士を宣誓することで、介護福祉士としての自覚を持ち、自分の目標を再確認できて良かったです」という感想を述べていました。
学生達の式典での態度や宣誓を聞いて、1年半の目覚しい成長があったことを感じました。各自の目標とする介護福祉士を目指して頑張ってほしいと思います。
(介護福祉学科・徳山ちえみ)