平成27年度 第17期生 宣誓式「道」が執り行われました。昨年、先輩方の式典に参加し、「来年は自分達がこの舞台に立つんだ」という強い意思を1年間持ち続けながら、日々の学習、実習を乗り越えてきた17期生35名がついにこの日を迎えました。この式典は看護を志す者としての自覚を促し、専門職業人として道を歩むことを決意し「誓いの言葉」を述べる式です。
会場の明かりが消され厳かな雰囲気の中、キャンドルの灯を携え、宣誓者全員が登壇してナイチンゲール誓詞と自分たちの誓いの言葉を述べました。
17期生 誓いの言葉
私たちは看護に必要な確かな知識と技術が身につくように
互いに向上心を持って日々の学習一つひとつを丁寧に取組みます。
そして初心を忘れることなく支えてくれる人々に感謝し誠実で信頼され
愛される保健師・看護師を目指します。
宣誓者の一人である北野梨奈 さん(佐賀県・伊万里高校出身)は、「ナイチンゲール誓詞、みんなで誓った言葉を胸に抱いて一緒に宣誓を行った仲間と共に勉学、実習にこれからも頑張っていきたいです。困難にぶつかることもあると思いますが、今日のことを思い出し、仲間、先生からアドバイスを受け努力していきたいと思います。今日、宣誓を行えたのも支えてくれる家族、来賓の方々、先生方などのおかげです。宣誓式で誓った感謝の気持ちを忘れずに日々、過ごしていきたいと思います。」
新名遥さん(徳島県・阿波高校出身)は、「1年生の時は、本当に自分はこの道を進んでいくのだろうかと悩んだ時もあったけれど、自分が宣誓者として記章をもらい、ナイチンゲール誓詞と自分達で決めた誓いの言葉を言っている時に、この道を進んでいくんだという強い気持ちと、この舞台に立てた喜びを感じました。困った時は手をとって助け合い、喜びがあれば共有しあえるような仲間とこれからも初心を忘れることなく支えてくれる人々に感謝し、誠実で信頼され愛される保健師・看護師を目指します!!」
と宣誓式を終えて学生は、少しだけ保健師・看護師という自分の目指す道が見え、決意を新たにできた様です。
宣誓式の後、特別講演として岡山大学大学院保健看護学研究科 秋元典子教授より『看護の約束』をテーマに心のこもった講演をしていただきました。先生の講演を聴き、看護とは、人々の命を守り、暮らしを支えることを再確認させていただくと共に、「看護ができることは何か。」ということを社会に対してもっと強く可視化していくことが、いま最も必要であることに気づかせてくださいました。
看護はチーム医療です。仲間を信じ、共に支えあいながら、自分が目指す保健師・看護師を仲間と共に探求し続けていってください。
コーディネーター 草地由佳