創志学園高等学校1年生の生徒さんが理学療法士、作業療法士についての模擬授業、体験実習を通し役割について学びました。
理学療法学科の模擬授業では、物理療法(器具を使い筋肉等を温める温熱治療等)、運動療法(徒手によって体、手足等を動かし、可動域を大きく動かす療法等)、基本動作練習(寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行等の動作練習)などを用いてリハビリを必要とする患者さんにアプローチする方法の説明を受けました。
体験実習では、脳卒中によりリハビリを必要とする患者さんを想定した体験で、車椅子操作と車椅子補助者の操作方法として段差、坂道での操作体験、装具を装着して各種杖の使用による歩行、段差越える体験を行いました。
作業療法学科の模擬授業では、日常生活で行う動作全てが「作業」であり、生活に支障を来たした患者さんの機能回復に加え、心のケアも作業療法士の仕事ですと説明を受け、ビデオを使って障害により動かせなかった腕が作業療法士による治療、訓練により日常生活の補助手として使える様になった患者さんの状況についての授業を受けました。
体験実習では、授業で訓練として紹介されたボールやカードを使用する手の機能検査キットを用い、引率の先生と共にゲーム感覚で競いながら楽く体験を行いました。
参加された生徒さんより、「やりがいのある仕事だとわかり、リハビリに関心が深まりました。初めて車イスや杖を使う貴重な体験をすることができました。」との感想をいただきました。
今回の体験を通じ、将来の職業選択に生かして頂きたいと思います。