介護福祉学科1年生は視覚障がい者について講義を受け、1週間前に行った演習に引き続き、白杖を使って視覚障がい者の移動や買い物体験と介護者の体験をしました。介護者のスピードについて行けれない人、階段では「ここまで」と言われても、足で探りながら歩いている人もいました。また、少々の段差も怖がっていました。
体験をした男子学生は、「見えないことの大変さ、分かっているつもりでも、分かっていないことがありました。介助者がついてくれてよかったです。白杖があるとだいぶ違います。自動販売機でジュースの購入の体験では、介助者が頼りでした。いいように説明してくれて分かりやすかったです。階段では、あとちょっとという曖昧な言葉を言われると分かりませんでした。視覚障がい者体験を行ったから、よい介助ができると思います」と言っていました。
体験をした女子学生さんは、「視覚障がい者体験をして、普段の生活が、視覚に頼っていることが分かりました。同じ体格の人の方が介助者としてよかったです。人によって介助の方法が違うことが分かりまし。白杖の体験をして、白杖があった方が安心できます。介護する側では、段差を伝えることが難しく、伝えるタイミングが難しかったです。利用者体験をして、声掛けをするタイミングがわかりました。体験することの大切さを実感しました」と言っていました。
視覚障がい者体験をして、利用者の不便さが分かる介護福祉士になれるでしょう。
(介護福祉学科 徳山ちえみ)