介護福祉学科2年生は11月4日〜12月11日まで24日間の実習に取り組んでいます。2年制課程最後の実習で、介護過程の展開を行います。
特別養護老人ホームに実習に行った2人の学生は、30分間集団レクリエーションを行いました。
1人ずつ自己紹介を行い、兒嶋君は、小学生の頃からサッカーを行っているので、足技を行いました。「僕、今日は、とても上がっています」と言いながら、ボールを巧みに操っていましが、長くは続かず、やり直していました。利用者さんたちは、巧みな技に見とれ、「がんばってー」と声援を送る利用者もおり、終わると拍手をしていました。
次に、もう1人の学生は、椅子に座って準備運動を音楽に合わせて利用者さんたちと一緒に行いました。
今日のメインゲームは風船バレーでした。1グループ10名ほどで、2グループに分かれて行いました。
風船バレーは、「先に30回したほうが勝ち」というルールで始めました。音楽をかけ、リクライニング車いすの利用者さんは、職員に支援してもらい行いました。最初はAチームが圧倒的に早く、2回目は同時くらいになりました。「どちらが早かったかな―」と言いながら、Bチームの勝ちとし、1勝1敗となりました。最後は「時間の都合で20回先にしたほうが勝ちです」と説明して始めました。途中、Aチームの利用者が風船を持って楽しそうにしている間に、Bチームが20回になりました。
最初、風船が来ても反応のなかった利用者も、途中から手を出すようになり、ときどき頭で打ち返す人がいて、楽しそうでした。Bチームに「おめでとうございます」と言って、拍手して集団レクリエーションを終えました。職員さんたちが大きな声で盛り上げてくださり、楽しい時間になりました。
最後の実習で、利用者に喜んでもらえたレクリエーションができ、学生たちは喜んでいました。職員さんたちの盛り上げ方を見て、とてもよい勉強になったと思います。数ヵ月後には、いずれかの職場で働くようになります。そこで、利用者さんたちの楽しい時間の提供ができる人材になってもらいたいと思います。
(介護福祉学科 徳山ちえみ)