介護福祉学科2年生が、「生活支援技術](住居)」の授業の一貫で高齢者、障がい者体験と発表会を行いました。
この科目では、高齢者、障がい者などの生活支援の能力を養うために、暮らしやすい住環境や社会環境について考え、支援できるようになることを目指し、実施しています。
4月19日(火)は、学生が高齢者、視覚障がい者、車いす利用者の体験として、地域の道路や施設の利用や買い物、電車利用を行いました。
視覚障がい者体験をした学生は、「信号が変わってもわからないので、音声で知らせてほしいと思った。見えないことが不安で非常に怖かった。介護者には、手をつないだり、周りの情報を知らせたりしてほしいと思った」と話していました。
体験をもとに、高齢者、障がい者が暮らしやすい町にするためにはどうすればよいかを考え、4月26日(火)にそれぞれのグループで発表を行いました。
現在、怪我をして松葉杖を利用している学生は、1週間前の体験だけでなく、自らの生活の不便さを交えて「生活する上で困っているのは、布団からの起き上がりや入浴時。小さな段差や階段なども困ることがある」と発表しました。
グループで話し合いをし、発表することで他の人の意見で気付かされることもあり、大変勉強になったようです。グループワークを行って、まとめて発表する技術も体験し、今後に活かされることを願っています。(介護福祉学科 徳山)