看護と統合と実践Tの講義風景です。
3年生は、いよいよ、領域実習が5月のゴールデンウィ−ク明けからスタ―トします。
領域実習(成人看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学)の準備を春休み中から進めてきました。
実習前の取り組みとして、既習の知識・技術を活用した、精神看護学領域におけるコミュニケーション技法の演習をしました。
演習のねらいは、精神看護における治療的コミニュケーションの理解です。
科目担当教員から演習のねらい、場面設定と注意事項の説明をした後、シナリオに基づいたロールプレイを、患者役を教員、看護師役を学生、看護師役以外の学生は観察者となり行いました。
患者役をした教員の演技が迫真だったこともあり、学生は臨場感あふれる体験を通して、
「精神疾患の患者さんは、今までの実習で関わった時の患者さんと違い、言動に肯定も否定もできない難しさが分かった。」
「今まで、患者さんと向き合った時は何かを言わないといけないと思っていたが、沈黙も有効なコミニュケーションの一つとあらためて理解した。」
「患者さんとの距離感、自分の立つ位置が何となく分かった。」
と、多くの学びを共有していました。
これからの実習への取り組みが楽しみな3年生の講義風景でした。
保健看護学科:苅田弘倫