保健看護学科3年生になると、病院や施設での実習を通して看護を学びます。今回は母性看護学実習を紹介します。
実習期間は3週間。1週目は学校の実習室で赤ちゃんの観察、モデル人形を使っての沐浴や、おむつ交換、衣服の着せ方や授乳の方法、また、妊婦体験モデルを使っての妊婦体験や、出産をイメージしながら痛みの緩和方法などの演習もします。学生は、それぞれの技術のポイントや留意点を一つひとつ確認し、より良い方法を教員から教えてもらいながら演習を行いました。
モデル人形を用いて、赤ちゃんの沐浴の練習をしました。お互いに良かったところや、改善点を伝えあうことで、より安全に赤ちゃんに優しい清潔ケアができるように学習しました。
おむつ交換や衣服の着せ方の留意点を教員から教えてもらいながら演習を行いました。
学生は実施することに一生懸命ですが、赤ちゃんとのコミュニケーションに大切な笑顔で話しかけることや、スキンシップもしっかりできていました。
3年生 領域看護学実習を終えて
5月の連休明けから始まった領域看護学実習6科目が12月で終わりました。スタート時点では不安と緊張でいっぱいでしたが多くの患者様と出会い、看護について考え多くの学びを得られたようです。その学びをクラスで共有しようと、「自分が大切にしている看護」をテーマに自分の経験を紹介し合いました。話合いの中では、同じテーマでも学生個々の考え方は違っており、「私はこう思うけど・・・」「いや、それは少し違うんじゃないかな・・・」と活発な意見交換ができました。
看護の楽しさだけでなく、看護者として患者様に向き合う姿勢を改めて実感する機会となりました。
実習をやりとげた達成感と育んできた看護観を胸に、自分が目指す目標に向かって、決意を新たにしました。