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2017年11月29日(水)

保健看護学科1年生 入学後の様子(後編)

入学して7ヶ月が経ちました。

8月から約2ヵ月間、たっぷりと夏休みを過ごし、
後期は9月25日(月)からスタートしました。

9月30日(土)には、教育進路懇談会を行い、学生、保護者と教員2名との4者懇談を行い、後期のスタートを整えました。


10月21日(土)学校祭(優勇祭)が行われました。


優勇祭の準備


1年生は、ステージと模擬店、学科紹介に参加しました。





優勇祭:ステージ発表



 教員も学生に負けじと、UFOを踊りました!!



学科紹介:血圧測定


出店:TAMAせん

後期からの授業は専門基礎分野、専門分野の科目が主となり、前期に比べてスピードもアップしています。


老年看護学では、対象理解を目的に、加齢に伴う身体的な機能の変化の体験として、高齢者疑似体験を行いました。
視野が狭くなり、ぼやけて見えることにより、新聞の小さな文字の見えにくさが分かりました。


老年看護学:高齢者疑似体験

手先の関節の機能低下や物がつかみにくい状況が、普段何気なく行っている、服を着る動作にどのような影響を及ぼすか、体験してみて理解できることが沢山ありました。


老年看護学:高齢者疑似体験

基礎看護技術は専門性の高い、高度な技術を学習しています。



基礎看護学:学内演習


基礎看護学:学内演習

日常生活の援助はもちろん、注射法も1年次から、技術の習得をします。
血管を探すことから始まり、確実に血管内に針を入れるのは、とても難しいです。



基礎看護学:学内演習


基礎看護学:学内演習

毎週月曜日の放課後は、学習係が中心となり、学習会を行い、12月25日の全国模試に向けて、気合いを入れています。



学習係



定期試験は、11月に7科目、12月に6科目と息をつく暇はありません。


学生一人ひとり、2つの国家資格(看護師・保健師)取得に向け、毎日頑張っています。



後期になり、どことなく、顔が引き締まり、看護学生としての自覚が芽生え、成長を感じる1年生でした!!


保健看護学科 1年生コーディネーター:草地・高畠

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2017年11月1日(水)

小児看護学実習(保健看護3年)

「小児看護学実習」では、様々な対象年齢の子どもたちと関わる中で、子どもの成長・発達について学び、子どもや家族が健康に過ごすことができるための看護について考えます。

実習では、保育園、病院、外来、療育センターなど様々な施設で行います。


保育園では子どもたちと遊んだり、食事をしたりして過ごす中で子どもの成長・発達について学びます。
子どもの笑顔にたくさんの元気もらうことができます。






病院では医療的な処置や看護技術を経験するだけでなく、子どもにとって少しでも病院での出来事が嫌な思い出とならないように絵を書いたり、本を読んだり、工夫して関わります。
「プレパレーション」は子どもが治療や検査などで体験することを正しく理解して、乗り越えることができるためのものです。学生はそれぞれが工夫をしながら演習に取り組みます。





療育センターでは、発達障害の子どもたちの療育場面の見学を行います。
それぞれの学びを話合い、構造化していきます。保健師・看護師を目指す学生たちは子どもが地域で安心して生活できるように様々なサポートがあることに気づいていきます。





小児看護は、子どもの成長・発達に携わるとともに、家族と共に子どもの成長をよろこぶことができます。子どもは、私達が考えている以上に大きなパワーを持っています。
そのパワーを実習の中で学生も感じ取り、活かしてほしいと思います。

                  保健看護学科 小児看護学担当
                          仲田 紀代美

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2017年10月20日(金)

公衆衛生看護学実習T・U(保健看護4年)

保健看護学科4年生は、保健師になるための実習として、8月28日(月)〜10月13日(金)までの期間で、岡山県内の保健所に1週間、市町村保健センターに2週間、玉野市内の小学校・中学校に2週間、計5週間の実習を行いました。


岡山県内の市町村での実習では、住民の方を対象に、「むし歯の予防」「手洗い」「骨盤底筋体操」といったテーマで、健康に関するお話をさせていただきました。子育て中のお母さんや健康体操に取り組まれている高齢者の方などさまざまな年代の方に、より健康に過ごしていただきたいと思い、模造紙や模型、配布資料を作成して分かりやすく説明する工夫をして実施しました。


それぞれの会場で、住民の方が温かく迎えてくださり、なごやかな雰囲気の中で健康教育をさせていただくことができました。参加してくださった住民の方の健康に対する思いを聞くことができたり、一緒に健康体操をさせていただいたりする中で、住民の方の健康に関する関心の高さを実感することができました。保健師として、機会を生かして健康教育を実施していくことの大切さを学びました。





玉野市内の小学校・中学校では、早寝、早起きや朝ごはんの大切さ」や、「けがの手当て」などをテーマに保健指導をさせていただきました。

いろいろな学年の児童・生徒の皆さんに理解していただくために、絵やグラフ、模型等を作り、楽しく授業ができるよう考えていきました。

クラスの皆さんとも仲良くなり、運動場で一緒に遊んだり、給食を一緒に食べたりする中で、学校において安全で健康に学習ができるよう支援していくことの大切さについて実感することができました。



written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2017年8月22日(火)

回復促進援助技術論Uの演習(保健看護2年)

保健看護学科では、2年生になると1年次に学習した知識・技術を活用し、科学的な根拠に基づいた看護実践を習得できるように授業内容が構成されています。

その1つが、「回復促進援助技術論U」という科目です。9月に入ると臨地実習(基礎看護学実習U:3週間)があります。臨地実習も想定しながら、患者さんの病気の経過と特徴に応じた看護について学びます。

グループで1人の模擬患者の理解を深められるように、アセスメントから看護診断、看護計画立案を個人学習とグループ学習を組み合わせて取り組みます。1グループ学生5〜6人で担当教員が1名指導に入ります。
机上の空論にならないように、「観察演習」「看護実践演習」を行い、実践した看護評価も学びます。


★カルテからの情報だけで患者さんは理解できません。場面を想定し、実際に関わるなかで「観察力」をつけ、必要な看護が計画をもとに実践できるように頑張りました。でも…

模擬患者は指導教員!看護学生役は1〜2人、他のメンバーは黒子ですが、場面を客観的に観察中です。



糖尿病の患者役の教員:
「私、ジュースが大好きなの。」

看護学生役:
「…そうですか…。」 心の声(まじで!どう答えればいいの?)




看護学生役:
「Cさんのために食事療法のパンフレットを作りました。今日はこれで、説明しますね。」 心の声(やばい!何言ってるかわかってくれるかな…)
糖尿病の患者役の教員:
「へぇ〜。でも、こんなややこしいことできるかしら?」





看護学生役:
「Fさん、腹囲を測りますね。」 心の声 (測定に必死です)
肝硬変で腹水がたまっている患者役の教員:
「体が重くて、動くと息切れがするのよ。」(聞いてくれてる?)




肝硬変で腹水がたまっている患者役の教員:
「上向いて寝てばっかりだから、お尻が痛いわ。」

看護学生役:
「Fさん、おしりが浮くように、背中の下に枕をいれますね。」 心の声(今がチャンス!体位変換をすすめよう!)




心不全で酸素療法中の患者役の教員:
「ベッドの頭側をあげてくれたら、息が楽になったけど、ちょっと下がっていくんだけどなぁ…」

看護学生役:
「Eさん、いったん下げて、足元からあげますね。」 心の声(そうだった!忘れてた。本当の患者さんだったら言ってくれないかも…。気をつけないと!)




心不全で酸素療法中の患者役の教員:
「いろいろ物の配置を変えてくれて、動きやすくなってよかった。ありがとう。でも、顔の横に尿器がくるのはどうもねぇ…」

看護学生役:
「Eさん、そうですよね…。どこがいいか考えてみます。」 心の声(確かに!そこまで考えてなかった。どうしよう…)


★演習が終了したら、グループ毎に実践の看護評価をしたり、看護学生役、観察
者、教員で気づいたことや場面の分析をして、学びを共有しました。


★グループ毎の学びの共有だけでなく、「看護計画の発表」「看護評価の発表」をクラスで行いました。資料作成、発表会の準備・進行も学生主体で行い、質疑応答も活発で学びの達成感や新たな気づきを得ていました。






★さぁ、学んだことを活かして、9月から始まる臨地実習の準備をするぞ!!
ちなみに、金髪の彼も今は、素敵な黒髪です。


回復促進援助技術論U・担当:守谷智江

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2017年5月15日(月)

看護の統合と実践Tの講義風景(保健看護学科3年)

保健看護学科の3年生は、5月のゴールデンウィ−ク明けから9週間(3週間・3科目)の領域実習がスタートしました。




領域実習とは、「成人看護学実習T、U、V」、「小児看護学実習」、「母性看護学実習」、「精神看護学実習」です。

領域実習に向けて「看護の統合と実践T」の講義をします。
実習前の取り組みとして、各科目で既習の知識・技術を確認し、演習をしました。

精神看護学では治療的コミュニケーション理解の演習を、成人看護学では学習(退院)支援の演習を行いました。

科目担当教員から演習のねらい、場面設定と注意事項の説明をした後、患者役を教員、看護師役を学生、他の学生は観察者となりロールプレイを行いました。




患者役の教員は迫真演技で、学生は臨場感あふれる体験とその後のリフレクションから多くの気づきと学びを得ることができました。





★学生の声を紹介します★

精神看護学では、
「演習前は患者さんをイメージできなかったが、演習を通して少しイメージがわいた。」

「患者さんの視線、表情、動作を見逃さず、今何を思っているのかを考えて関わることが大切だということに気づけた。」

「患者さんとの距離感や声のトーン、言葉の選択などが影響するため接し方が難しく感じた。」

「コミュニケーションの取り方も分からなく沈黙のじかんがあったが、その意味を考える事も患者さんと良い関係を築くことができることが理解できた。」

成人看護学では、
「自分自身が確かな知識がなければ患者に伝わる指導は行えないと思った。専門用語を使わずにわかりやすく伝えることが難しかった。」

「指導する時に、患者さんの社会背景や心理面にも向き合うことが必要だと分かった。」

「説明の順番やリーフレットの作成には工夫が大切だと学んだ。」と多くに気づきがありました。」



演習に向けてグループでしっかり話し合い、段々実習に向けて学生の顔に変化が見られてきました。

実習を重ねる毎に、学生一人一人が成長していくのが楽しみな3年生の講義風景でした。

                            領域実習担当:三宅真理子

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

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