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2019年11月8日(金)

公衆衛生看護学実習T・U

 保健看護学科4年生は、保健師の実習に、9月2日(月)〜10月18日(金)までの期間岡山県内の保健所へ1週間、市町村保健センターへ2週間、玉野市内の小学校・中学校へ2週間、計5週間臨みました。

 玉野市内の小学校・中学校での実習では、保健指導を行いました。児童や生徒と一緒に取り組める保健指導にしたいとの思いから、配属クラスの児童・生徒の名前を数日で覚えたことで距離がぐっと近くなり、楽しい学びの時間になっていました。


[保健指導:夜のブルーライトから体を守ろう]


[保健指導:熱中症のふせぎかたがわかる]


[保健指導:タバコの害について知ろう]


[掲示物:ストロングボディの作り方]




 保健所と市町村保健センターでは、新生児への家庭訪問、1歳6か月児健康診査や3歳児健康診査、精神疾患を持つ患者さんの家族会への参加、健康教育を経験させて頂きました。

 また、地域に出向き、住民の皆様に「乳がんを早くみつけるためには??」「睡眠と成長の関係について」のテーマで、20分程度の健康教育も実施しました。シナリオの作成や教材づくりに苦戦しましたが、本番は参加者の皆様と楽しくできました。


[健康教育:睡眠と成長の関係について]



[健康教育:乳がんを早くみつけるためには??]



[住民の方とふれあう中で、赤ちゃんを抱っこさせて頂きました。]



 10月下旬、実習を終え、4年生全員が2カ月ぶりに学校に戻ってきました。実習でお世話になった施設は、玉野市、岡山市、倉敷市、岡山県県北の真庭市、美作市等なんと48カ所。それぞれの地域の特性と健康課題とその対策の実際を報告し、新たな気づきや学びの再確認ができました。小学校・中学校での実習のまとめの会には、2年生も参加し、2年後の実習をイメージしました。


[保健所・保健センターでの学び報告会]



[事例検討会] 実習での事例をもとに、学生間で学びを共有しました。


[小学校・中学校での学び報告会]



保健指導の実演
[テーマ:夜のブルーライトから体を守ろう] 



[テーマ:まばたきとメディアの 関係を知って目を大切にしよう]




 実習とまとめを通して、対象者や家族の思い、これまでの背景にあるものを理解して支援していくこと、支援者が情報を共有して、正しい認識や理解のもとで協力していくことが重要であることの学びができました。
また、先を見据えた支援は看護者として働く上でも重要であり、対象者に合った支援ができるよう広い視野をもつことの大切さに気付くことができました。

 この度の実習は、4年間で最後の実習でした。今後は、2020年2月の保健師国家試験・看護師国家試験に向けた受験対策に全力で臨む日々となります。

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2019年10月3日(木)

基礎看護学実習U(看護過程の展開)

保健看護学科2年生が初めて患者様を受け持って、看護過程を展開する3週間(9月9日〜9月27日)の基礎看護学実習Uを無事終えることが出来ました。
 2年次の4月から「共通看護技術論U」という科目で看護過程について学習し、5月末から「回復促進援助技術論U」という科目で、1グループ5〜6人の学生に教員が1人指導にあたり、模擬患者の事例を用いて、情報の整理・アセスメント、看護診断、看護計画の立案する演習をグループで取り組みました。
模擬患者役には、教員がなりきって、リアル感を出しました。


模擬患者役の先生の反応が自分達の考えたシナリオ通りに進まず、手が止まる場面もありましたが演習後にリフレクションを行い、自分たちの知識不足、視野の狭さ、患者さんへの声かけの未熟さ、困っている患者様に寄り添うことが出来ていないことに気づいていました。


 授業の最終日には、全てのグループが自分たちが考えた看護計画の根拠、演習後の修正点、実施した看護の振り返りを発表しました。
質疑応答も活発で、新たな気づきがありました。自分たちの考えをまとめる難しさ、他者に伝える難しさも学びました。





【基礎看護学実習Uに向けて】


◆実習の様子◆

実習では毎日緊張の連続でしたが、学内で学習したことを活用し、対象者に必要な看護を考え実践しました。
【情報収集】

【朝の計画発表】

看護師に一日の計画を発表し、助言をもらいます。

【実習を終えてまとめの会】



実習を終えて学内でまとめの会をしました。対象者の看護をとおして学んだ事、今後の課題発表し学びを共有しました。
そして少し遅い夏休み、後期も頑張るぞ!!
基礎看護学実習U担当:三宅真理子

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2019年8月6日(火)

感染予防の技術を学習しました 保健看護学科

【感染予防の技術を学習しました。】

≪防護用具の着脱では、キャップ、マスク、ガウンを着用し、実際の汚れを想定して脱ぎ方までを学びます≫


≪滅菌物の取り扱いでは、実際の鑷子を使用し滅菌された物品の開け方、消毒綿球の受け渡しを学びます。≫
患者さんに接する機会の多い看護師は感染を防ぐ知識や技術を身につける必要があります。
看護学校では、感染を予防する技術として、手指衛生(衛生学的手洗い)、個人防護用具の着脱、滅菌物の取り扱いを教授しています。学生が難しいと感じることは、「清潔エリア」と「不潔エリア」の境界です。気づかないうちに自分の振る舞いや動作の癖により清潔な物品を不潔にしてしまうこともあります。専門学校に入学するまでに手洗いやうがいの必要性については聞いてきたと思いますが、改めて「清潔」に対する認識ができ、患者さんや自分の身を守ることの重要性が理解できたのではないかと感じています。





written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2019年5月22日(水)

保健看護学科1年生 入学後の様子

4月4日(木)の入学式から6週間経過しました。
4月9日(火)には、学友会の交流会で他学科の学生や保健看護学科の先輩学生とも交流することができました。
4月10(水)には、玉野スポーツセンターで新入生を対象にした1日研修があり、同じ学年の4学科の学生とソフトバレーボールやレクリエーションを通じて交流を図りました。
4月12日(金)から1日4限の講義が開始となり、看護学概論や基礎看護技術、解剖生理学などの科目の履修が開始されました。
クラスミーティングでクラスの目標、係の役割も決定し、クラス全員で保健師・看護師になるために必要な経験を積んでいくことを確認しました。
講義をスムーズに受けられるように、科目担当の学生が講義開始前に講師と連絡をとり、配布物の準備やプロジェクターの準備を行い、放課後には担当場所の掃除も実施ししています。

クラス目標には、@教室の環境を整える 
        Aあいさつをきちんと行い、身だしなみを整える の2つを挙げ、頑張っています。

 <学友会交流会>


 <新入生1日研修>


<掃除のようす>



前期の講義では、教室での座学もありますが、演習を通して学ぶ科目もあります。

健康スポーツ科学の講義では、身体活動についての知識を学びながら、実際に体を動かしたり、話合いをしたりすることによって学びを深めています。
保健師として保健指導を行う際にも役立つ内容となっています。


日常生活援助技術論Tの講義では、療養環境を整えるための技術を学んでいます。6月には、ベッドメーキングの技術試験も予定されており、放課後等の時間を使いながら、美しいベッドが作れるように練習を
重ねていっています。

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

2019年4月24日(水)

保健看護学科 看護の統合と実践Tの講義風景

保健看護学科の3年生は、5月のゴールデンウイーク明けから、合計9週間に及ぶ領域実習がスタートします。「精神看護学実習」「母性看護学実習」「小児看護学実習」「成人看護学T・U・V」のうち前期3科目の実習に臨み、一人の患者様を受持ち病院で看護の学びを深めます。

実習に出る前に、既習の看護技術の根拠を再学習し、統合された知識・技術・態度をそなえ臨地へ臨むことを目指し「看護の統合と実践T」の講義をしました。
年齢・性別・職業・病気と症状が設定された患者様に必要となる看護の計画をグループワークで立案、検討を繰り返し、患者(モデル人形)に看護実践できるよう準備しました。



       ★ 学生の声を紹介します ★
学生からは、「グループワークを行うことで、自分がまとめてきた視点とは異なる意見を聞くことができ、視野が広がった」「それぞれが学習したことを基にワークすることで、自分に不足していることに気付く機会となった」「自分だけでは気付くことができなかったことを深めることができた」などの振り返りがありました。





そして、学生が看護師役・観察者、教員が患者役となり、患者様への指導場面や、手術後の全身状態の観察などのロールプレイを行いました。
そして、その後のリフレクションを通して、クラスメートから様々な意見をもらい、多くの気づきと学びを得ることができました。



       ★ 学生の声を紹介します ★
「看護師役のロールプレイを観察して、自分が実施しても緊張でうまく行動できなかったと感じた。実際に責任もって行動できるよう準備して実習に臨む必要がある」「相手の反応を見ながら患者様に分かりやすく正確な指導を行うのは難しいと感じた。正確な知識をもっておく必要がある。」

学生は実習を目前に、模擬とはいえ臨場感が高い看護場面から演習を通して、実習に臨む自覚が深まり、学生の表情にも変化がみられてきました。
これから実習を重ねるたび、一人ひとり成長していくのが楽しみな3年生です。

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

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