保健看護学科4年生は、保健師の実習に、9月2日(月)〜10月18日(金)までの期間岡山県内の保健所へ1週間、市町村保健センターへ2週間、玉野市内の小学校・中学校へ2週間、計5週間臨みました。
玉野市内の小学校・中学校での実習では、保健指導を行いました。児童や生徒と一緒に取り組める保健指導にしたいとの思いから、配属クラスの児童・生徒の名前を数日で覚えたことで距離がぐっと近くなり、楽しい学びの時間になっていました。
[保健指導:夜のブルーライトから体を守ろう]
[保健指導:熱中症のふせぎかたがわかる]
[保健指導:タバコの害について知ろう]
[掲示物:ストロングボディの作り方]
保健所と市町村保健センターでは、新生児への家庭訪問、1歳6か月児健康診査や3歳児健康診査、精神疾患を持つ患者さんの家族会への参加、健康教育を経験させて頂きました。
また、地域に出向き、住民の皆様に「乳がんを早くみつけるためには??」「睡眠と成長の関係について」のテーマで、20分程度の健康教育も実施しました。シナリオの作成や教材づくりに苦戦しましたが、本番は参加者の皆様と楽しくできました。
[健康教育:睡眠と成長の関係について]
[健康教育:乳がんを早くみつけるためには??]
[住民の方とふれあう中で、赤ちゃんを抱っこさせて頂きました。]
10月下旬、実習を終え、4年生全員が2カ月ぶりに学校に戻ってきました。実習でお世話になった施設は、玉野市、岡山市、倉敷市、岡山県県北の真庭市、美作市等なんと48カ所。それぞれの地域の特性と健康課題とその対策の実際を報告し、新たな気づきや学びの再確認ができました。小学校・中学校での実習のまとめの会には、2年生も参加し、2年後の実習をイメージしました。
[保健所・保健センターでの学び報告会]
[事例検討会] 実習での事例をもとに、学生間で学びを共有しました。
[小学校・中学校での学び報告会]
保健指導の実演
[テーマ:夜のブルーライトから体を守ろう]
[テーマ:まばたきとメディアの 関係を知って目を大切にしよう]
実習とまとめを通して、対象者や家族の思い、これまでの背景にあるものを理解して支援していくこと、支援者が情報を共有して、正しい認識や理解のもとで協力していくことが重要であることの学びができました。
また、先を見据えた支援は看護者として働く上でも重要であり、対象者に合った支援ができるよう広い視野をもつことの大切さに気付くことができました。
この度の実習は、4年間で最後の実習でした。今後は、2020年2月の保健師国家試験・看護師国家試験に向けた受験対策に全力で臨む日々となります。