2008年11月25日(火)

車椅子使用者・視覚障害者・高齢者の立場で町並みを体験(介護福祉学科)

介護福祉学科の2年生が家政学実習V(住生活)の授業で、「住まいを中心として、必要と思われる生活関係施設や環境条件について考えよう」というテーマのもと、高齢者・障害者の模擬体験を行いました。

学生が提案した玉野市街で生活をするのに必要な施設として、駅・コンビニエンスストア・電気店・病院・公園を訪れ、模擬体験を行いました。歩道には点字ブロックが敷かれ、建物の階段横にはスロープが設けられるなど、随所に高齢者や障害者のための工夫を見ることができました。

高齢者体験をした松下佳美さんは、「装具を着けて高齢者体験をすると、足が上がらないので歩道の少しの段差につまずき、歩きにくいと感じました。このようなとき、そばで支えて段差があることを教えてくれる人がいると、安心できると思いました。」と感想を述べていました。今回の体験により、高齢者・障害者の思いが理解できると共に、工夫、改善すべきことが見えてきたのではないでしょうか。

ハートビル法による建築物のバリアフリーを体験すると同時に、見ず知らずの人が行き交う街中で、気軽に手助けが依頼できる、さりげなく手助けができるという、心のバリアフリーの必要性を感じました。
(介護福祉学科・徳山ちえみ)


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